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イースターの飾りにおすすめの花12選!かわいいアレンジ方法とは?

イースターにおすすめの花

春の訪れをお祝いする「イースター」。海外では広く、盛大にお祝いするイベントで、日本でも年々認知度が上がり楽しむ人が増えてきたようです。

今回はイースターというイベントについて解説するとともに、春の行事としてお花いっぱいで楽しむイースターの魅力についてもご紹介していきます。

そもそも「イースター」とは?

「イースター」とは、キリストの復活をお祝いするお祭りのこと。日本語では「復活祭」と呼ばれています。

キリストが十字架に架けられて処刑されたというのはみなさん周知の通りですが、その3日後の日曜日に復活すると予言を残し、その言葉通り復活したことを祝うお祭りとして生まれたのがイースターです。

キリスト教を信仰する人々にとっては、クリスマスに並ぶ重要な行事となっています。

日本では春の訪れを祝うイベントに

英語のイースター「Easter」の語源は、古代ゲルマン神話の春の女神エオストレ「Estore」の名前に由来しているともいわれています。

つまり、イースターとはキリストの復活と春の訪れを喜び、お祝いするお祭りでもあるのです。

もともとは宗教的な意味合いの強い行事でしたが、最近ではキリスト教徒ではない人にも親しまれ、日本でもイースターにちなんだイベントがテーマパークやショッピングモールなどで行われるようになりました。

季節のイベントとして楽しむ人が増えており、春ならではの華やかな飾りつけや、見た目もかわいらしいウサギや卵のモチーフが先行して流行し、徐々に定着してきています。

シンボルは「卵」と「ウサギ」

イースター 卵とうさぎ

卵とウサギはそれぞれ「イースターエッグ」、「イースターバニー」と呼ばれていて、イースターのシンボルとされてきました。

では、なぜこの2つがシンボルとされているのかご存じでしょうか。

卵は、ヒナが殻を割って生まれてくる姿が生命の誕生を連想させ、その様子がキリストの復活と重なって使われるようになったといわれています。新しい生命が誕生することから「生命の象徴」として考えられてきたのです。

また、たくさんの子を産むウサギは「繁栄と豊穣の象徴」と考えられ、イースターバニーは子どもたちにイースターエッグを運んでくるとされ、親しまれてきました。

イースターの日はいつ?

イースターの日付は「春分後、最初の満月の次の日曜日」。

ハロウィンやクリスマスとは違って毎年日付が変動しますが、必ず日曜に行うというルールがあります。

その日だけのイベントかと思われがちですが、当日だけではなく、その日の4〜50日後までの90日間が、イースターをお祝いする日に該当します。
※西方教会と東方教会とでは採用している暦が違うので、時期が異なります。

イースターの日って、具体的になにをするの?

春の訪れを祝うイースターですが、実際はどんなことをして楽しむの?と思う方もまだまだ多いのではないでしょうか。次に、イースターの楽しみ方についてご紹介します。

熱心な信者であれば、この期間は肉類を食べないなどの食事制限をするほか、お祝い事の自粛なども行っているようですが、多くの人々は教会のミサに参加したり、家の中を飾りつけたり、家族や友人と食事を楽しんだりして、イースター当日を過ごします。

イースター料理を楽しむ

イースターのメニューに多いのが、やはりオムレツやキッシュなどの卵を使った料理。

「デヴィルドエッグ」というゆで卵をかわいくアレンジした料理もよく出されます。肉料理はラム肉のローストが一般的です。

デザートにはウサギや卵をかたどったお菓子やケーキを焼くなど、普段よりも豪華な食事をしてイースターを盛大にお祝いします。

ゲームを楽しむ

欧米ではあらかじめ室内や庭などに「イースターエッグ」を隠しておいて、子どもたちが探すエッグハントが定番の遊びとして定着しています。また、スプーンに乗せた卵を落とさないように運ぶ、エッグ&スプーンレースも親しまれているゲームの一つです。

いずれも子どもが遊ぶものでしたが、大人も夢中になってしまいそう。家族みんなで一緒に楽しんでみるのもよいですね。

飾りつけを楽しむ

忘れてはいけないのが、イースターを盛り上げるかわいらしい飾りつけ!とりわけイースターでよく見かけるイースターエッグは欠かせません。

イースターエッグは、中身を取り出して空にした卵に、カラフルなペイントをしたもの。

卵のお尻にキリなどで穴をあけて、割らないよう注意しながら穴を広げて中身を取り出し、きれいに洗い流して準備してからペイントを施します。

卵も中身がなければ軽いので、吊るしたり、カゴの中に入れるなど飾りとして楽しみます。

ペイントする色にもそれぞれ意味がありますが、中でも赤いペイントはキリストの血を示すもので、必ずつくるという家庭も多いそうです。家族や友人と一緒におしゃべりしながらデコレーションを楽しむのもいいですよね。

ほかにも、かわいいイースターバニーのグッズで家の中や庭をデコレーションするのも定番です。本格的なデコレーションはハードルが高いかも…と感じる方は、イースターらしい卵やウサギのモチーフをちょこっと取り入れるだけでも十分ワクワクするような気分を味わえます。

また、イースターの飾りだけではなく、春のお花で彩りを添えると一層華やかな演出を楽しめるのでおすすめです。

春はお花の季節。寒い冬がようやく終わり、草花も芽吹き始める季節に、イースターはぴったりな行事ですね!

イースターのお花の選び方ポイント!

春の訪れとともに開花するお花を取り入れて、イースター気分を盛り上げてみましょう。

中でもおすすめは、卵をイメージさせるコロンと丸みのあるフォルムや、ピンクや水色、イエローなどの可愛らしいパステルカラーなどの花々。

春を思わせる明るい色の花を取り入れて飾ると春らしさを表現できます。

日本人が桜を咲くのを見ると春を感じるように、ヨーロッパの人は球根花が咲くと春の訪れを感じるそうです。確かにここ日本でも早春の庭にチューリップやスイセン、ムスカリなどが顔を出すと、いよいよガーデニングシーズンがはじまるという気持ちになりますよね。

フラワーアレンジにも球根花を意識して取り入れると、さらにイースターのムードを高めることができるのでおすすめです。

イースターにおすすめのお花10選

イースターにおすすめの花

次に、イースターの飾りにぴったりなお花をご紹介します。

チューリップ(花言葉:思いやり)

春のお花の象徴であるチューリップ。

最近ではフリンジ咲きやパーロット咲きなどの新種も増えていますが、特に八重咲き種はつぼみの状態が卵の形に見えるのでおすすめです。

ビビットカラーからパステルカラーまで、カラーバリエーションもとにかく豊富。主役として取り入れると、春らしい華やかな雰囲気になります。

ラナンキュラス(花言葉:晴れやかな魅力)

春いちばんに開花する、卵型のお花の代表格!こちらもチューリップと同じ球根花で、春の到来を告げてくれます。

一見するとバラのようにも見えますが、幾重にも重なった花びらが美しく咲き誇り、1輪でもボリューム感いっぱいで人気も上昇中。近年では品種改良が進み、色やサイズ、咲き方なども豊富にそろいます。

マム(花言葉:高貴)

ピンポン玉のように丸みのある「ピンポンマム」は、卵型のフォルムで愛嬌たっぷりな品種。

ポンポン咲きの小輪マム「カリメロ」は色や品種などが特に豊富です。「ドリア」はスプレータイプのポンポン咲きのマムで、こちらも形が卵型をしていることから、イースターに取り入れやすいお花のひとつです。マムは花持ちが良いのでアレンジや花束に入れると長く楽しめますよ。

ユリ(花言葉:純粋)

気品があり大輪の花を咲かせるユリは、香り高いオリエンタルリリーをはじめ品種もさまざま。中でもイースターリリーとLAリリーは、イースターにぴったりです!

イースターリリーは、日本原産のテッポウユリのこと。LAリリーは一般的に広く出回っているカジュアル向けのユリで、テッポウユリとスカシユリのハイブリット品種です。

白いユリを飾りたい方にはイースタリリーを、カラフルなユリを飾りたい方にはLAリリーを選ぶといいでしょう。

バラ(花言葉:温かな心)

バラは、白、ピンク、黄色、オレンジ、などカラフルな色がたくさんありおすすめです。1輪で存在感のあるバラのほかに、枝分かれして咲くスプレー咲きの品種があります。

中でも丸みのあるカップ咲きのバラは、花形が愛らしいという魅力もあり、イースターエッグの様なフォルムが大人気となっています。

シャクヤク(花言葉:はにかみ)

ボタンと並び、豪華でエレガントな花を咲かせます。卵型のコロンとしたフォルムで、イースターならではの華やかさを出したいときにぴったり。

4月前半には「和シャクヤク」が、後半には「洋シャクヤク」と呼ばれる品種が出回ります。早咲き品種の「さつき」は小ぶりな花姿が愛らしく、イースターの時期にも出回るのでおすすめです。

ポピー(花言葉:思いやり)

卵の殻をイメージさせるような独特な形をしたつぼみからカラフルな花が咲く、春を代表する花。店頭に並ぶ時点では毛むくじゃらなつぼみが多く、開花するとその美しさとのギャップに感動します。

花色は白、赤、ピンク、複色など鮮やか。ふわふわとした大きな花びらが揺れる姿と、繊細な花びらと細い茎がはかなげで、可憐な印象を与えてくれます。

スイセン(花言葉:再生)

清らかさを示す白、輝きを表す黄色を持ち合わせていることからキリストの象徴とされているスイセン。キリストが復活した際に咲いていたとされていることから花言葉は再生、復活とつけられています。

種類は非常に多く、1万を超す品種登録があり、ドイツではイースターベルと呼ばれています。

マトリカリア(花言葉:集う喜び)

小菊のような小花をたくさん咲かせます。花芯部分が徐々に盛り上がり、卵型の独特な花形になります。

品種はいくつかありますが、一般的にカモミールと呼ばれているものもこの種類です。基本種は花の中心が黄色く、白い花びらを持つ一重咲きですが、八重咲きやポンポン咲きなども流通しています。

ヒペリカム

赤やピンク、グリーン、白といった丸くて愛らしい実に観賞価値のあるヒペリカム。上向きにつく実が卵のような形で、花のようにも見えます。

特に白色は卵さながらの見た目で見応えも。フルーツのようにかわいらしい実は、ブーケや花束の名脇役として使い勝手のよい花材です。

イースターの花に合うおすすめのグリーン花材2選

イースターにおすすめの花・グリーン材

フラワーアレンジメントを一層引き立ててくれるグリーン。フラワーアレンジメントでグリーンと呼ばれるものには枝ものや葉もの、ツルやツタ、観葉植物などがあり、つくりたいアレンジの形やイメージによって使い分けます。

枝ものはダイナミックなアレンジに、葉ものは短い丈感や柔らかな茎を使ってコンパクトに、カラーリーフとよばれるシルバーや銅葉、赤や斑入りなどの特徴的な葉色はアクセントに使えて便利です。

また、動きのあるアレンジメントをつくるときには、ツルやツタを入れるとぐっと見映えします。グリーンを効果的に使うことで、アレンジメントのデザインの幅も広がりますよ。
次に、イースターのフラワーアレンジにおすすめのグリーン花材を2種類ご紹介します。

ラグラス

ふわふわとした丸みのある穂が特徴です。属名であるラグラスは、「野ウサギのしっぽと」いうかわいらしい意味を持っています。

矮性でコンパクトな穂を持つものは「バニー・テール」の名前で流通していることから、イースターのアレンジメントにもよく使われています。ドライフラワーとしての観賞価値も高く、長く楽しめるのも魅力です。

アイビー

新鮮で爽やかな雰囲気を持つアイビーは日陰でもよく育つので、置き場所を選びません。色や模様もバリエーションが豊富で、春の花との相性も抜群です。ツル状で動きもあるので、花瓶に活けるときは少し足すだけでも、イキイキと演出することできますよ。

イースターにぴったり!かわいいお花のアレンジ方法は?

待ちに待った春到来!イースターをイメージして、とびっきりかわいいフラワーアレンジを楽しんでみましょう。

大ぶりなラナンキュラスで明るくポップに!

イースターにおすすめの花

ここでおすすめするアレンジメントは、さまざまな色のラナンキュラス、ピンポンマム、カリメロなどを組み合わせてつくる、華やかでポップなイメージです。

ラナンキュラスの黄色を主役にすることで、全体的に明るい雰囲気が伝わり、春らしさのアピールにもなるでしょう。花径の大きいラナンキュラスは、茎を短くカットしてアレンジすると、バランスが取りやすいのでおすすめです。

また、丸みのある花形は、イースターには欠かせない卵を思わせる印象に◎。やわらかくふんわりとした、陽だまりのような雰囲気に仕上げます。

花瓶の横にかわいい小物を添えてみよう!

イースターにおすすめの花

やわらかな春の色を表現するパステルカラーや黄色、グリーンなどの色を意識して、花瓶や一輪挿しに活けるのもおすすめ◎。ピンクだけ、黄色だけといった同系色でまとめても、おしゃれな雰囲気になります。

また、その仕上げとして、イースターらしい卵やウサギの小物を花瓶の横に添えて置くだけでも、一気にイースタームードが高まります!

イースター関連の商品もたくさん出回っているので上手に取り入れながら、自分らしくイースターを迎えてみるのも楽しいですよ。

今年のイースターはお花でお祝いしよう!

重要な宗教行事のひとつであるイースターですが、古くはイースターにイースターリリーを飾るという習慣があることから、お花を飾ったり、プレゼントしたりして春の訪れをお祝いする親しみやすいイベントでもあります。

自分のためにお気に入りの花を飾るなんてことも素敵ですよね。

これまでイースターをあまり楽しんでいなかった人も、今年はイースターをお祝いしてみようかな、と思った方もきれいな花いっぱいのイースターを満喫してみてはいかがでしょうか。

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